株式会社ヤクルト本社(社長 成田 裕)は、健康なオフィスワーカーを対象とした乳酸菌ラクチカゼイバチルス パラカゼイ シロタ株※1(以下、L.パラカゼイ・シロタ株)を含む乳製品の飲用が、上気道感染症※2 発症と血中の免疫細胞、特に免疫応答の起点となる貪食細胞※3におよぼす影響について評価しました。
その結果、以下の2点が示されました。
L.パラカゼイ・シロタ株を含む乳製品を飲用した群では、L.パラカゼイ・シロタ株を
含まない乳製品を飲用した群と比べて、
1.上気道感染症症状の発現率が抑えられた。
2.従来型樹状細胞※4や単球※5の活性化分子の発現が高く維持された。
※1 乳酸菌ラクチカゼイバチルス パラカゼイ シロタ株:旧名称はラクトバチルス カゼイ シロタ株です。
※2 上気道感染症:鼻やのどなどの上気道にウイルスや細菌が感染することで炎症が起こる疾患の総称で、風邪症候群(いわゆる風邪)や季節性インフルエンザなどが含まれます。
※3 貪食細胞:体内の異物や病原体を取り込んで消化する役割を持つ免疫細胞で、樹状細胞や単球(マクロファージ)などがあります。